脂肪吸入法とは、自分の脂肪を胸に注入する豊胸方法です。女性のほとんどが下半身太りを気にしているので、太ももから脂肪を採取します。バストアップとともに気になる部位のシェイプアップができます。異物を入れずに自分の脂肪を使うので、アレルギーの心配がありません。
またヒアルロン酸や豊胸バッグ挿入と比較して人工的な硬さがなく、自然に仕上がります。人に触れられても、豊胸していることがバレません。手術は2時間程度で完了します。手術ではバストの下に数ミリ程度の小さな穴を開けるだけなので、傷跡が目立ちません。
麻酔は局所麻酔を利用するので、入院せずに日帰りが可能です。手術後は痛みが少なくてダウンタイムが短いのが特徴です。家事や仕事に影響が出ません。乳がん検診で行うマンモグラフィでは、胸が平になるように強く押さえます。
この時に豊胸バッグだと変形したり破裂したりする恐れがあります。脂肪注入法ではいつも通りマンモグラフィを使った検診を受けることができます。ただ、注入した脂肪が乳がんと間違われることがあります。事前に手術を行ったことを伝えることで、誤解を招かないように注意します。
脂肪注入法は1~2カップ大きくするのが限界なので、それ以上のバストアップを望んでいる人には不向きです。特に痩せ型だと採取する脂肪が少ないので、極端に大きくすることは難しいです。また注入する脂肪には、血液や老廃物などの不純物も含まれているので、脂肪の定着率が低いともいわれます。